今年の「ギタマン」全国大会が、終わった。
全国高校ギター・マンドリン音楽コンクールは2日目の28日も、大阪の吹田市文化会館のホール内が高校生の音楽にかける情熱で満たされた。
特集 ギタマン♪
ギター・マンドリンの特集です。
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途中で客席を見たら……
2日目は、清風中・高(大阪)が奏でる歌劇「カルメン」の情熱的な舞踏音楽で、幕を開けた。
ギターアンサンブルで、技巧的な装飾をつけた旋律を大人っぽくうたい上げた。
続いて舞台に立ったのは、初出場の恵那南(岐阜)。丸本大悟作曲「茜(あかね)」の心にしみるメロディーを、10人の部員で丁寧に織り上げていった。
情感たっぷりなマンドロンチェロの音色を、フルートパートの代わりとして入るマンドリンのきらきらした音が彩っていく。フルートパートを担当した石山煌々(ここ)さん(3年)は「途中で客席を見たら、みんなが聴いてくれているのが伝わってきた」と言う。
耳を澄ませた会場からは温か…